タイ🇹🇭 初めてのゴーゴーバーでの体験と感じたこと

せっかくタイに来たのだ。

よくは知らないがとにかく有名な色町「ゴーゴーバー」とやらに行かないと。タイに来た意味が半減してしまう。

 

そう思って、中学時代の同級生である2人のカップルとともにいちばん有名なゴーゴーバービル・ナナプラザに。

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そこは日本で言うところの飛田新地のように、外の街とは異なる異質な雰囲気に包まれた妖しげな空間だった。1フロあたり10店舗程度のピンクネオンの光る店。それが3フロアまで見渡せる壮絶な光景。

一歩空間の中に入ってしまえば、水着や非常に露出した格好のタイの女性が笑いながら手をこまねいてくる。

 


戸惑いながらも、1Fから3Fまでぐるりと回って物色した。中には旨をすべてさらけ出して踊っている人もいた。2Fでそっけない態度でご飯を食べていた桃月なしこ似の黒神ボブの子がかわいかった。


結局、2Fに上って一番左のお店の金髪のキリッとしたツリ目美人のロシアとタイのハーフという女の人に声をかけられ、少しタイプだったので話を聞いたらとりあえず中見るだけでも〜と言われて入った。日本語が少し話せる子だった。この時点で誘いがグイグイすごかったけど、お世辞では言えないかわいいね〜という言葉を自分が自然に言えるくらいには美人な子だったので、悪い気はしなかった。


100% ladiesと書いてあるお店だった。
店内は背が高い整形美人が多かった。
結局、その声をかけてきた金髪ツリ目顔美人女性が席についた。シンディという名前で、23歳とのこと。
2時間で3700バーツ(約15,000円)、4時間で7700(約3万円)、朝までで11700バーツ(約47,000円)と言っていた。
声は、少し低めの猫なで声。手術で整体を変えて女性声にした〜と言われればそんな気がするが、言われないとわからない程度。
店内はアジア系・K-pop系、ベトナム系などは多かったがみんな背が高くて美人だった。
席では腰に手を回させられ、胸を触らされた。こちらの股間もまさぐってきた。キスもされた。
タイプの美人にグイグイ来られるのはまんざらでもないので、この子と店を出ることにした。友人の前で女の子と消えるのは恥ずかしさや気まずさもあったが、グイグイとこられてしまったので〜〜という言い訳がついていると自分本位じゃない感じがして、言い訳として格好が付きやすいので意外と気持ちよく出ることが出来た。笑


クレジットカードも使えて、1Fまでおりて4400バーツ(約17,600円)を決済して(元々3700と言われていたがカード手数料で10%上がるよ!と言われたのにさらに10%ぼられていて笑った)、なぜかママに500バーツ(約2,000円)をチップで奪われて、ナナプラザの目の前のホテルで500バーツ(約2,000円)を支払って部屋に入った。


入ったらシャワーを浴びろといわれて、出たら全裸でその子が寝ていた。
楽しくイチャイチャした。顔は本当にタイプだった。男顔の美人に本当に弱い。
胸は偽物だった。元々の胸の上から不自然に柔らかいボールが乗っかっている感じだった。触ったらすぐにわかった。


女性器を触ったら濡れていた。が、女性器を触ろうとすると毎度気持ちいい〜〜と言われながらも触るのを拒否された。このあたりから少し違和感を感じていたが、楽しかったのでその場はスルーした。
正常位、騎乗位、バックと移った。
入れているときの感覚は特に違和感がなく、普通に奥まで入るし気持ちよかった。念のためアナルがあるか確認したらアナルは普通にあった。
騎乗位している時に、急に動画を撮られたが、それほどタイプだったのかと思って悪い気はしなかった。その後、後で送ってもらおうと思って自分でもその子の動画を取り返した。気持ちよさそうに動いていたし可愛かった。


途中で身長を聞いたら168cmだといっていた。背が高くてタイプだなあと感じた。
バックに移行したら相手も気持ちよさそうに声を出して、最終的に寝バックで突いていたら相手の声が大きくなってイクイクと叫ぶのでこちらも興奮して、果てた。


その後イチャイチャしていたら続けて向こうがしたがったので、少し待ってと言ったら自分でいじっていた。


あまり休憩することなく向こうがこちらの股間や乳首をいじってくるので、中途半端に勃ったまま2回戦がはじまった。騎乗位で入れられ、その後正常位、バックとしたがイッたばかりなのでこちらはいくことができず、手でもされたがイケず終了した。
シャワーを浴びようと言われて一緒にシャワーを浴びた。女の子の方はトイレにまたがって女性器を念入りに洗っていた。


その後着替えていた時に、聞くか迷ったが、100%ladiesと書いていたし、個人的には疑い3割程度だったのをはっきりさせたくて、「あなたは女の子?」と聞いた。これが地雷だった。それはそう。「なんで?セックスもしたし女の子じゃん」と言われ、明らかに表情が曇っていった。


その後、カメラロールのお気に入りフォルダを遡ってパスポートでfemaleと書かれているのを見せられたが、それ以外のお気に入りフォルダが整形の経過だったりしたしパスポートの性別は変えられるので、むしろその整形の経過で女声になっていくさまを残していたりパスポートで女性になったのが嬉しくて残していたのかなと思い、余計に疑念が強まった。


その後、急に冷めた様子でチップをくれと言われて500バーツ(約2000円)を渡した。そうしたら「普通には一回終わったのにタイプだったから2回戦もした。なのにそんなことを言われてショックだ」と言われ、そのままほとんど目も見てくれずに振り返ることもなく去っていった。完全に意気消沈してショックを受けていた様子だった。


今思うと、その反応こそがレディボーイであることを裏付けている証拠となっているとは思うが、そんなことよりその女の子の地雷を踏んでしまってショックを与えてしまったことに自己嫌悪になった。


その子はきっと、本当に心が女の子で、たくさんお金をかけて整形して、股間の形も変えて、ベッドでは相手がシャワーを浴びている間にローションを股間に塗って濡れているのを演出して、女性器は手術で作ったものだと相手に判らせないために触らせないようにして、声も変えて、精一杯一生懸命女性であるように振る舞っているのに、客にぶっきらぼうに「女性?」などとうたがわれたらそりゃショックに決まっている。自分的には白黒はっきりさせて安心したかったために聞いたが、今思えばその質問は絶対にしてはいけない質問だった。


個人的には、たとえレディボーイだろうとかわいいしタイプだから全然いいよ好きだよ、というつもりだったが、相手の女性でありたいという心理はそんな浅いものではなかった。その子にとっては絶対に隠し通したいし触れられたくないことだったのだ。自分の見通しが完全に甘かった。


今思えば、その店はみんな整形美人で背が高かった。ママは声が低かったので確実にレディボーイだった。そう、きっとその店はほぼ100%レディボーイだったのだ。
むしろ、ナナプラザやゴーゴーバー自体がほぼほぼレディボーイなのかもしれない。
そもそも、客は女性を当てに女性を探しに行くのではないのかもしれない。女性なのかレディボーイなのかわからないがどちらでもよくてそれ自体をくじ引き感覚で楽しむ感覚なのかもしれない。ハマる人は、きっとそういうのも含めて「次はさらに良い子を」「次はさらに楽しい子を」「奇跡的に本物の女性を当てたい(当たらなくてもそれはそれで良い)」とか、そういうのも含めて楽しんでいるしそれが醍醐味なのかもしれない。
こういったインサイトは、実際に足で行って生で体験してみないとわからない発見だった。非常に意味があったと思う。


体験する以前は、セックスワーカーときくと、女性たちの性の消費などを考えてしまってなんだか鬱々とした気分になっていたのだが、実態は8割方がレディボーイで、女性として生まれたかった人が女性として働けているのだから、本人たちにとっては非常に幸せなことなのかもしれないと思った。


※補足: その後調べてわかったのだが、その店はStrap’sというお店だった。レビューなどによると、元レディボーイ(=取った人の店)らしい。南無。